スポーツオタクの協調性
オタクに協調性は期待できないという論調が古くから言われてきました。この言葉は、スポーツオタクにも当てはまるでしょうか。端的に言ってしまうと、ハマるスポーツに依ります。
個人競技で、周りの意見などに聞く耳をあまり持たず、突き詰めるタイプのオタクには、周りとの協調性は期待できません。このようなタイプの人は、自分のことは自分で考える、自分の事は自分が1番よくわかっているのだから、周りは関係ない、といった意見を持ちがちです。こうなると、周囲の人と歩調を合わせようという発想は出にくくなります。
一方、同じスポーツオタクでも団体競技を行っている人は、周りとの調和を取れる人が圧倒的に多いです。チームスポーツでも個の力は重要ですが、1人でできる事は限られていることがほとんどで、周りの力を借りたり、みんなで力を合わせたりしないとスポーツを楽しむことも、ゲームに勝つことも難しくなります。我の強いタイプのプレイヤーでも、スポーツを深く知ると共に、次第に角が取れてきて、周りに合わせることができるようになります。少しずつでも協調性を持てるようになると、仲間と力を合わせることが楽しいという事実に気がつきます。そうなれば、さらに積極的に周りと進んで歩調を合わせようとするので、チームとしてもうまくいくことが多いです。スポーツオタクの中にも、周囲に目を配れる人はたくさんいます。